調査方法:インターネット調査パネルによるWEB調査
調査対象者:
・1都8県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・栃木県・群馬県・茨城県・山梨県・長野県)在住
・18-85歳 男女
・日常的に車を運転する方
サンプルサイズ:1,200件
調査実施期間:2025年3月5日(水)~2025年3月7日(金)
趣旨:
・2025年3月4日(火)~5日(水)にかけ、関東地方での大雪による立往生などのおそれがあったため、高速道路や国道において予防的通行止めが実施されました。首都圏での予防的通行止めは、2024年2月5日(月)以来の実施であり、その際当社では、予防的通行止めの認知経路、行動変容、施策評価について、インターネットパネルを用いてアンケートを実施いたしました。
※前回の調査結果(概要版) https://www.surece.co.jp/research/4762/
・そこで今回は、予防的通行止めの認知経路、行動変容、施策評価について、前回と比較しどのような変化が生じているかを調べるため、インターネットパネルを用いて再度アンケートを実施いたしました。
●今回の『予防的通行止め』は、実施当日午前11時の 緊急発表
●実際の積雪が 予報よりも少なく 、かつ 夜間が中心
①予防的通行止めに対する評価
✓今回の『予防的通行止め』の周知が、当日午前11時の緊急発表、また実際の積雪が予報よりも少なく、かつ夜間であったが、『予防的通行止め』を “評価できる” ・ “納得できる” と回答した割合は、前回同様に約9割であり、広く理解を得られている。
✓積雪予報における『予防的通行止め』の実施判断について、 “積雪5cm以上” と回答した割合は45.0%で、前回(50.3%)と比較し5.3ポイント減少した。
✓雪道運転の危険性、『予防的通行止め』の重要性について、前回以上に理解が得られている。
②予防的通行止めの認知経路
✓『予防的通行止め』について知った情報源は、前回と同様にテレビが(69.2%)、Webニュース(34.6%)、ラジオ(12.0%)の順であった。
✓雪予報を“前日までに知っていた”割合は88.4%で、前回(77.6%)と比較し10.8ポイント増加した。
✓『予防的通行止め』について、“実施前に知っていた”割合は56.8%で、前回(48.0%)と比較し8.8ポイント増加した。
③予防的通行止めを受けての行動変容
『予防的通行止め』実施時の動きについて
✓“行きの時間” を“早くした”割合は27.7%で、前回(36.7%)と比較し9.0ポイント減少した。
✓“帰りの時間” を“早くした”割合は15.0%で、前回(22.4%)と比較し7.4ポイント減少した。
✓上記含め、“移動した”割合は割合は80.6%で前回(73.5%)と比較し7.1ポイント増加した。
✓“行きの経路” を変更した割合は7.1%で、前回(13.7%)と比較し6.6ポイント減少した。
✓“帰りの経路” を変更した割合は7.9%で、前回(16.3%)と比較し8.4ポイント減少した。
・今回の『予防的通行止め』の周知が、当日午前11時の緊急発表、また実際の積雪が予報よりも少なく、かつ夜間であったが、『予防的通行止め』を “評価できる” ・ “納得できる” と回答した割合は、前回同様に約9割であり、広く理解を得られている。
・積雪予報における『予防的通行止め』の実施判断について、 “積雪5cm以上” と回答した割合は45.0%で、前回(50.3%)と比較し5.3ポイント減少した。
・雪道運転の危険性、『予防的通行止め』の重要性について、前回以上に理解が得られている。
・『予防的通行止め』について知った情報源は、前回と同様にテレビが(69.2%)、Webニュース(34.6%)、ラジオ(12.0%)の順であった。
・雪予報について、“前日までに知っていた”割合は88.4%で、前回(77.6%)と比較して10.8ポイント増加した。
・年代別では、60代以上の割合が94.6%で最も大きく、20代以下の割合が78.3%で最も小さかった。
・『予防的通行止め』について、“実施前に知っていた”割合は56.8%で、前回(48.0%)と比較して8.8ポイント増加した。
・年代別では、60代以上の割合が74.2%で最も大きく、20代以下の割合が40.8%で最も小さかった。
※今回の『予防的通行止め』が当日午前11時の“緊急発表”であったが、前回以上に周知の効果があった。
『予防的通行止め』の実施時に、いつもと比較した“移動時間の変化”、外出の有無について聞いたところ、以下の結果を得られた。
・“行きの時間” を早くした割合は27.7%で、前回(36.7%)と比較し9.0ポイント減少した。
・“帰りの時間” を早くした割合は15.0%で、前回(22.4%)と比較し7.4ポイント減少した。
・“行きの時間” を変更しなかった割合は43.5%で、前回(31.8%)と比較し11.7ポイント増加した。
・“帰りの時間” を変更しなかった割合は56.1%で、前回(44.9%)と比較し11.2ポイント増加した。
※今回の『予防的通行止め』が当日午前11時の“緊急発表”であったこと、
実際の積雪が“予報よりも少なく“、かつ“夜間”であったことが主な要因として考えられる。
『予防的通行止め』の実施時に外出をした968名(全体の80.6%)を対象に、“移動経路の変化”について聞いたところ、以下の結果を得られた。
・“行きの経路” を変更した割合は7.1%で、前回(13.7%)と比較し6.6ポイント減少した。
・“帰りの経路” を変更した割合は7.9%で、前回(16.3%)と比較し8.4ポイント減少した。
・“行きの経路” を変更しなかった割合は90.3%で、前回(83.9%)と比較し6.4ポイント増加した。
・“帰りの経路” を変更しなかった割合は89.7%で、前回(81.0%)と比較し8.7ポイント増加した。
※今回の『予防的通行止め』が当日午前11時の“緊急発表”であったこと、
実際の積雪が“予報よりも少なく“、かつ“夜間”であったことが主な要因として考えられる。
『予防的通行止め』の実施時に外出をした968名(全体の80.6%)を対象に、移動時間・経路などの
“行動変容の理由” について聞いたところ、 “積雪だから”と回答した割合は24.8%、“日常的なものだから”と回答した割合が22.8%、“これしか手段がないから”と回答した割合が21.9%であった。
※今回の『予防的通行止め』が当日午前11時の“緊急発表”であったこと、
実際の積雪が“予報よりも少なく“、かつ“夜間”であったことが主な要因として考えられる。
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