・2024年2月5日(月)、関東地方の天気が大雪になる予報がされたことを受けて、国土交通省関東地方整備局・NEXCO東日本関東支社・首都高速道路管轄において大規模な予防的通行止めが実施されました。大雪による予防的通行止めは、首都圏では初の試みとなりました。
・そこで株式会社サーベイリサーチセンターは、予防的通行止めの認知経路やそれを受けての行動変容、施策に対する評価を調べるため、インターネットパネルを用いて自主調査を実施いたしました。
①予防的通行止めの認知経路
(年代別認知経路)
✓全年代通じてテレビが73.7%、次いでWebニュースが37.8%であった。
✓年代別に比べてみるとテレビが優勢であるものの、20-30代は40代以上の年代と比較し、SNSの割合が大きい。
(メディア別認知タイミング)
✓認知タイミングが「前日まで」か「当日」かで比較すると、 「前日まで」に知った層のほうが、テレビ・Webニュース・天気予報アプリを見た割合が10%以上高かった。
(日常的に利用している情報サービス)
✓全年代を通じて「ほぼ毎日利用している」ものでテレビが76.8%、次いでWebニュースが69.4%、天気予報アプリが50.6%、SNSが47.3%であった。
✓年代別にみると20-30代はテレビが64.5%、Webニュースも54.5%と低いがSNSは63.7%と高かった。60代以上はテレビが93.8%、Webニュースが78.8%と高いが、SNSは23.3%と低かった。
②予防的通行止めを受けての行動変容
✓行動時間を変更していない割合は31.8%、少し早くした割合が29.5%、在宅勤務にした割合が18.4%であった。
✓行動経路を変更していない割合は83.9%、変更した割合は13.7%であった。
✓これが予防的通行止めがなく積雪のみだった場合でも結果に大差はなかった。
③予防的通行止めに対する評価
✓予防的通行止めを行うことを評価できる・納得できると回答したのは89.8%であり理解は得られていた。
・全年代通じてテレビが73.7%、次いでWebニュースが37.8%であった。
・年代別に比べてみるとテレビが優勢であるものの、20-30代は40代以上の年代と比較し、SNSの割合が大きい。
・認知タイミングが前日までか当日かで比較すると、テレビ・Webニュース・天気予報アプリで認知した割合の差が10%以上、前日までに知った層のほうが高かった。
・全年代を通じてほぼ毎日利用しているものでテレビが76.8%、次いでWebニュースが69.4%、天気予報アプリが50.6%、SNSが47.3%であった。
・年代別にみると20-30代はテレビが64.5%、Webニュースも54.5%と低いがSNSは63.7%と高かった。60代以上はテレビが93.8%、Webニュースが78.8%と高いが、SNSは23.3%と低かった。
・行動時間を変更していない割合は31.8%、少し早くした割合が29.5%、在宅勤務にした割合が18.4%であった。
・行動経路を変更していない割合は83.9%、変更した割合は13.7%であった。
・行動変更の理由は積雪だからが34.8%で、通行止めを理由としたのは10.1%であった。
・移動手段を比較してみると自家用車のみ少し変動があるが、ほとんど変えていない。
・通行止めがなく積雪のみだった場合でも行動変容の結果はほぼ同じであった。
・予防的通行止めを行うことを評価できる・納得できると回答したのは89.8%であり理解は得られていた。
・案内の早さ等も理解を得られているのが半数以上であるが、いずれもどちらともいえない票が3割近くあり、一度だけでは判断しきれない部分もうかがえる。
・希望周知方法としても、概ね日常利用している媒体と比例している。
・本調査モニターの主な移動手段と自動車の必要性に関しては下記のとおりである。