色覚多様性に配慮した受入環境整備・観光地づくり
SRCでは色覚多様性に配慮した案内板、誘導標識、展示物、マップ、パンフレット…などについて、地元関係者と共に現地調査を行い、さらにワークショップを展開することで課題や対応策を地元で共有する機会を支援いたします。
● 人類はそもそも色覚に多様性を持っており、現在は“多数派がわかりやすい色使いの社会”になっているので、少数派(色の弱者)は困るケースが発生しています。
● したがって、「見分けられる色」「見分けにくい色」は誰もが同じではなく、実は「色の名前」は誰もが共有できるものではありません。
● 色の弱者の割合は、日本では男性の約5%、女性は約0.2%、欧米では男性の8~10%と言われてます。
● JSTS-D(持続可能な観光ガイドライン)の中では、「B(b) 社会福祉と負荷」にて 「B8 多様な受入環境整備」とし、ユニバーサルデザイン化の推進を求めています。
● 観光地ではバリアフリー対策、多言語対応、宗教や生活習慣への配慮等は進みつつありますが、色覚多様性については未だ認識不足といった状況です。
● 昨今、多くの外国人旅行者が訪日し、欧米人もよく見かけますが、観光地や街中で迷っている原因は、案内や誘導に気が付いていない可能性もあります。
● 重要なのは、“色の感じ方が違う人たちが「共存」できる社会づくり”であり、当然、観光地にも求められております。
● 九州地方環境事務所「霧島錦江湾国立公園 桜島インバウンド対応強化検討業務」
● 連携先、賛助会員:NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構
・CUD検証・認証マーク発行事業、相談・助言事業、資料提供事業、普及啓発事業、調査研究事業、相談助言事業などを展開
・色覚に多様性を有する方を「CUD検証協力者」として保持
→ 現地調査やワークショップ、モニター調査、覆面調査等で連携予定