・調査地域：日本全域
・調査対象：以下の業種の企業・団体に正社員として従事する20～59歳の有業者
「メーカー」、「IT・通信系」、「流通小売」、「サービス業」、「医療」、「公務」
・調査方法：インターネット調査
・有効回答：2,400件（400件×６業種）
・調査期間：2022年11月9日（水）～11月14日(月)
■シリーズ一覧
【公開済】①教育研修の実施状況・参加意向
【公開済】②転職時のきっかけや経緯、転職により悩みが解決されたか
【公開済】③社内で尊敬できる・影響を受ける人の特性と何に影響を受けるか
【公開済】④企業内の感染症対策実施状況
【公開済】⑤業種別・規模別・職位別・年次別・転職経験別の額面年収の状況
【今回】 ⑥業種別の働くマインド傾向
新型コロナウイルス感染症の流行により、企業によってBCPの見直し、テレワーク・リモートワークの導入等の検討・推進から、あらゆるオペレーションのDXの推進が行われています。その一方で、従業者側もコロナ禍での働く意識が変容しています。
そこで、「①教育研修の実施状況・参加意向」、「②転職時のきっかけや経緯、転職により悩みが解決されたか」、「③社内で尊敬できる・影響を受ける人の特性と何に影響を受けるか」、「④企業内の感染症対策実施状況」を重点テーマとし、インターネットリサーチパネルを用いて調査を実施しました。
上記の重点テーマ以外に、「⑤業種別・規模別・職位別・年次別・転職経験別の額面年収の状況」、「⑥業種別の働くマインド傾向」についてとりまとめを行っています。
今回は、上記のうち「⑥業種別の働くマインド傾向」について報告します。
トピック1 現在の勤務先の総合満足度
・「総合満足度」は、全体の50%弱が「肯定」、30%程度が「中立」、20%強が「否定」
・業種別では、「公務」が比較的高く、「医療」や「流通小売」は否定割合が高く、二極化している
※「全体」や「全業種」は、今回調査した「メーカー」、「IT・通信系」、「流通小売」、「サービス業」、「医療」、「公務」の各400ssの合計の割合のため、実際のすべての業種の平均ではないことに留意されたい。
・「勤続意向」はやや「肯定」の割合が低い
・業種別では「公務」の肯定割合が52.6%と、他の業種に比べ高く、職種別では「SE」の肯定割合が低い
・「上昇志向」は「肯定」：「中立」：「否定」がほぼ１：１：１
・業種別では「メーカー」と「公務」が比較的高い
・「専門性向上志向」は、「総合満足度」と同様の傾向
・業種別では「医療」の肯定割合が比較的高く、「流通小売」や「サービス業」は低い
・＜誇り・やりがい・成長実感＞「自分らしさを保ちながら仕事ができている」が47.6%と最も高く、「今の仕事にやりがいを感じている」が47.1％、「今の仕事は自分に向いている」が46.7％と続いている。
・＜向上心＞「技術・知識を身に付け、専門性を磨いていきたい（専門職として）」が49.4%、「より責任のある役職・職務に就きたい（経営層として）」が31.8%となっている。
・＜貢献意欲＞「今の会社がより良い会社になってほしいと思っている」が55.6%、「今の会社がより良い会社になるように発言・行動している」が37.2%となっており、２割弱が「思考」のみで、「行動」に移せていない。
・＜愛着・帰属意識＞「今の勤務先の職場の雰囲気が好きだ」が44.3%、「今の会社で働いていることに誇りを持っている」が37.3%となっており、「組織を誇る」に達していない人が一定数いる。
・＜横のつながり＞「雑談する機会がある」は38.5％、「悩みを相談できる人がいる」は36.3%、「時間外・社外での交流することがある」は28.6%となっている。
・＜ワークライフバランス＞「仕事と生活が両立でき、バランスが取れている」は47.9%となっている。「体力的」（44.1%）よりも「精神的に余裕をもって取り組むことができる」の方が肯定割合が低く、39.5%となっている。
株式会社サーベイリサーチセンター 問い合わせ窓口
担当部署 ：営業企画本部
担当者 ：柘植（つげ）
電話 ：03-3802-6727
メールアドレス：tsuge_ko@surece.co.jp
「⑤業種別・規模別・職位別・年次別・転職経験別の額面年収の状況」のテーマについては、その他、性年代別現在の額面年収や、企業属性別額面年収推移などを確認しており、当社ホームページの自主調査のページで公表していますので参照してください。
また、「⑥業種別の働くマインド傾向」については、テーマごとに順次公表していきますので、こちらも参照してください。
