お問い合わせ メニュー メニュー閉じる
お問い合わせ メニュー メニュー閉じる
自主調査レポート

緊急事態宣言後の「接触機会」に関する調査⑤(5月16日~5月17日、5月23日~5月24日実施)

防災・災害
2020/05/28
調査結果報告書をダウンロード

●国は、2020年4月7日に発出した新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言を、4月16日に全国に拡大しました。また5月4日の時点でその延長が決定されました。そして5月14日に39県、5月21日には関西3府県でこの宣言が解除となる中で、『人との接触機会』はどのように変化していたのでしょうか。
●サーベイリサーチセンターでは、インターネットリサーチモニターに対する自主調査研究として『緊急事態宣言後の「接触機会」に関する調査』を実施しています。今回は、2020年5月16日(土)・17日(日)と2020年5月23日(土)・24日(日)に実施した継続調査の結果について公表します。

【本調査の特徴】

●緊急事態宣言においては、人と人との接触を7割から8割削減することで、感染者の増加をピークアウトさせることを目標とした外出自粛が要請されています
●生活行動における『人との接触機会』の変化を「仕事」「外出」「夜の街での会食」「密閉・密集・密接空間での活動」「1日を総合的にみて」の5つの視点で、毎日の「接触度」をアンケート形式で日別調査しています
●この調査は「特定警戒都道府県」のうち、東京都・大阪府・北海道・愛知県・福岡県で、それぞれ504人を調査しています(計2,520人)
 (実施概要はP18のとおり)
●調査は、5月9日(土)~5月22日(金)についておたずねしています
●回答画面上にカレンダーを表示し、対象日について遡及的に回答を求めています

【調査結果のポイント】

1.項目別低減度
●5/7、8の平日谷間の後の土日は地域合計の総合的な低減度でみると8割台となるが、週明けからの仕事の低減度が5割台に低下している

●【夜の街での会食】は、全体的には9割台を維持している。地域別にみると、北海道、愛知は大型連休明けにやや低下、東京、福岡は5/18の週にやや低下、大阪は大型連休明けにやや低下したが5/16以降にやや高い値となった

●【3密空間での活動】は、全体的に8割台を維持。【外出】は5/18以降8割を切り始め、北海道、愛知で連休明けの週の中盤以降からやや低下が目立ちはじめている

●【仕事】の全体的な傾向は、連休前の6割前後の低減度が、連休後には5割台半ばで推移している

●【一日を総合的にみて】の接触低減度は、連休期間中の8割台半ばから、連休後には7割台半ばで推移している

2.【仕事】における低減状況
●【仕事】の接触低減度を地域別にみると、東京は連休期間にほぼ9割近い水準で、5/11以降は7割前後で推移している。大阪では連休期間の8割台半ばが、5/11以降は6割前後で推移。愛知、福岡も連休期間は8割台半ばだが、5/11以降は5割台前半で推移している。北海道は、連休中の5/3~6に約8割の水準で、5/11以降は5割を切る日が多かった

●業種・職種によるトピックスについては、対象業種の基数(n)が少ない点から数値の乱れがあり、各地域別の値は参考までに留めていただきたい。合計でみると「医療・福祉」「運輸・郵便」の業種で依然、全体に比べ接触低減度が低い

●仕事による人との接触有無別に合計をみると、人との接触が中心の仕事では、平日に低減度が5割前後で推移しており、接触がない仕事と比べると10ポイント以上の差がみられる。また大型連休期間以前よりもやや低下している

●テレワークの状況別も、対象業種の基数(n)が少ない地域においては参考までに留めていただきたい。合計では、
「原則テレワーク」で仕事をしている人の低減度が最も⾼く、連休後の平日でも8割台後半で推移している

●「部分的に(稼働日のうち1〜3回程度の)テレワーク」をしている人は、連休後の平日に5割台半ば、テレワークを「できない・していない」人では、連休後の平日には5割を切って推移しており、いずれも連休前の平日よりも低減度が低下している

3.年代別にみた低減状況
●以下、年代別の傾向を地域の合計でみる

●年代間の差が最も小さいのが【夜の街での会食】で、年代を問わず、ほぼ9割以上の低減率で推移している

●【3密空間での活動】も各年代でほぼ8~9割台に分布するが、低減度は高年齢層ほど高くなっている

●【外出】も【3密空間での活動】と似た分布状態だが 50歳代以下と60歳代以上の関係は【仕事】に近い

●【仕事】における低減度は高年齢層ほど高く、50歳代以下の低減度を60歳代以上が大きく上回っている

項目別接触低減度【合計】

項目別接触低減度【東京都】

項目別接触低減度【大阪府】

項目別接触低減度【北海道】

項目別接触低減度【愛知県】

項目別接触低減度【福岡県】

【実施概要】

●調査地域  東京都・大阪府・北海道・愛知県・福岡県
●調査方法  インターネット調査 ※インターネットリサーチモニターに対するクローズド調査
●調査対象  20歳以上男女モニター
●有効回答  東京都・大阪府・北海道・愛知県・福岡県
       各504サンプル割付回収(全2520サンプル回収)
●調査内容  2020年5月9日(土)~5月22日(金)
       の項目別接触状況、職業、通勤交通手段、通勤所要時間、テレワーク状況、行動継続意向
●調査期間  ①2020年5月16日(土)・5月17日(日) ,②2020年5月23日(土)・~5月24日(日)

自主調査レポート一覧に戻る
CONTACT
お問合せ

関連コンテンツ

調査協力者の皆様へ 調査協力者の皆様へ 会社概要 会社概要 SRCの特徴 SRCの特徴 外部認証 外部認証

CLOSE