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自主調査レポート

東日本大震災に関する調査(帰宅困難)

防災・災害
2011/05/01
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平成23 年3月11 日14 時46 分頃、三陸沖の深さ24Km を震源とするマグニチュード9.0 の巨大地震が発生し、宮城県栗原市で震度7、宮城県、福島県、茨城県、栃木県で震度6強など広い範囲で強い揺れを観測した。この地震により大規模な津波が発生し、東日本太平洋沿岸部は、広範囲にわたり甚大な被害を受けた。その後も大規模な余震等が各地で多数発生しており、余震域も太平洋沿岸部の広範囲にわたっている。
岩手・宮城地域では、平成20 年6 月14 日にも岩手・宮城内陸地震(最大震度6 強)が発生しており、東日本大震災の2 日前の3月9 日にも三陸沖の深さ8Km で最大震度5 弱の地震が発生するなど、大型地震が頻発していた。
東北地方から関東地方の太平洋沿岸では、5 月17 日現在で死者15,093 人、行方不明者9,093 人、負傷者5,301 人、住宅全判壊127,392 戸など広範囲で甚大な被害が出ている。
甚大な津波被害に加え、地盤の液状化、丘陵地の盛り土の崩壊などによる局地的な被災、広域的なライフラインの途絶、物資の不足、ガソリンの入手困難など、被災地では様々な問題が発生した。
加えて、福島第一原子力発電所における全電源喪失による重大事故の発生により、本震災の影響や被害の拡大は、様々な領域で今もなお続いている。

地震当日に帰宅できた人は8割

● 地震発生時に自宅以外にいた人が対象、6割強が勤務中で半数は社内に
● 地震直後に知りたかったのは、地震の震源地や規模、家族の安否、自宅地域の被災状況など
● 帰宅しない理由は、交通の復旧目途が立たない、徒歩では帰れないが高い
● 学校施設の開放やガソリンスタンドなどの支援を知っていた人は半数に満たず
● 望ましい情報入手手段は、携帯電話、駅や屋外のビックビジョンなども高い
● 今後同じような状況になっても、同じ行動をとろうと考える人が多い

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