現在は調査部という部署で、都市交通系の調査を担当。高速道路や鉄道などの輸送関係、建設コンサルタント、自治体など多彩な業種の顧客を担当しています。たとえば、建設コンサルタントの場合は、都市部の道路などで混雑を解消するための技術は持っていますが、どのように渋滞が起こっているかのデータを収集するノウハウは私たちの担当領域です。実際にものをつくるわけではありませんが、データ収集の部分を担い、渋滞の解消や安全に貢献しています。そのようにお客様と手を携えながら、ものづくりに携わっていると考えるとやりがいを感じます。
また、この領域は、ITと融合した新しい技術も普及してきています。たとえば、高速道路のサービスエリアでの調査では画像認証技術を駆使したり、自動運転といった先進的なテーマでは、調査方法をどのように発展させていくかなど、お客様と一緒に考えていけるので、将来的にそういった仕事にも携わりたいと思っています。
私が携わる仕事で、わかりやすいものを挙げるとカウント調査です。街や駅の通行量が多いところで行き交う人の数を調べるものもあれば、高速道路の交通量、サービスエリアの滞在時間調査まで、調査の目的、場所はさまざまです。カウントをお願いする調査員の募集から、指導・教育、現場での監督まですべて行うのですが、私たちに求められるのはいかに精度の高いデータを納品するかということです。そのために調査員の方がカウントしやすい環境をつくったり、トラブルが起こりそうな場合は未然に手を打っておくなど、調整力や判断力も求められる仕事です。
自分が中心となりながら、たくさんの人に協力してもらうということが前提にありますので、社内だけでなく、外部の方とも良い信頼関係を築いて、いろいろな経験を積んでいきたいと思っています。
調査の性質上、交通調査で実査(実際に観測)を行う日は週末もありますが、振替休日はしっかり取れるので安心です。
また、まとまった休みが取れたときには海外を旅するのも好きです。また、旅といえば、交通調査の部署は、他の部署と比べても出張などが多く、いろいろな土地に行けるという楽しみもあります。もちろん仕事優先ですが、少し時間ができたときなど、名物を食べたりするのもちょっとした楽しみです。