SRCの強みはあらゆる調査に対応できる総合力です。業界でもトップクラスのノウハウや経験、インフラ、熟練した人材などが揃っています。しかし、これまでストックしてきた財産だけに頼っていては、いずれ過当競争に陥ってしまうことは目に見えているので、今後SRCの成長をどのように支えていくか、総合性を生かした「縦の伸び」と「横の広がり」を構築していくことが部署のミッションであり、私の仕事です。
縦の伸びとは、ニーズの掘り起こし、企画設計など、ビジネスの上流工程の提案まで広げること。これまでであれば、お客様の要望のもとに調査結果を納める業務が中心でしたが、広い知見で提案し、お客様との連携を高めていきます。また、横の広がりとは、これまで対応していなかった業界を開拓していくことです。クライアントのマーケティング関連部署の方の専門性を超えていかなければ信頼が得られないため、学術論文からトレンドまでインプットして、より高度な提案ができるようにしています。自分にとっても常に新しい世界がひろがっていくので、やっていて飽きないというのが最大の魅力だと感じています。
調査工程は、「データコレクション」と「データリーディング」に大きく分かれます。コレクションの方は、今後はIT技術の発達やビジネスフレームの変容によって需要が大きく変わる可能性がありますので、調査会社として、あるいは個としての存在感を発揮していくためには、ひらめきや複合的な知識が求められるリーディングを強めることが重要だと思っています。特に民間クライアントが調査を行うということは、少なからずビジネスの分岐点であることが多いため、リサーチャーにはクライアントの想定課題をそのまま受け取るのではなく、「その調査でいいのか」「現状の問題点は何か」など、根本的なところからクライアントとともに考え、顧客のビジネスの成功まで寄り添っていく姿勢が求められます。
SRCは、自分の得意分野、趣味、人脈などを仕事に生かす、「SRC+1」という活動を行っています。リサーチャーとしてのスキルを磨き、年間の個人目標を達成できるようになりさえすれば、調査業務を超えて、クライアントのビジネスへコミットすることもできます。将来的にそういった働き方がしたい人にもオススメの会社です。
完全なOFFのときは、登山やキャンプ、自転車、トライアスロンなどのアウトドアでリフレッシュしています。最初はアウトドアグッズが好きという物欲から入ったのですが、実際にやってみると奥が深く、色々と計画を立て、それがバッチリだったりするとたまらないです。自転車やトライアスロンは、無心になって自分と戦っている感に自己陶酔しています。クライアントと一緒に自転車に乗ったりもします。