私は企画課の管理職として課内のマネジメントを行うとともに、リサーチャーとして調査実務も行なっています。地方事務所の特徴は、担当者が幅広い業務を担当し、多彩なクライアントとともに仕事ができること。企画課では世論・計画分野とマーケティング・リサーチ分野の調査を扱っていますが、前者では自治体行政関係、後者では民間のクライアントが多く、分野の垣根を超えて経験値を積み上げていけるのが魅力だと思います。
私自身は、学生時代は公共政策に関わる仕事をしたいと考えていました。入社直後に配属された調査課の仕事で建設コンサルタント関係のクライアントと調査をするうちに、民間企業でも公共セクター以上にパブリックな役割を発揮する場面があることを知りました。SRCは社会の役に立ちたいという思いが強い方の期待に応えられる会社だと思います。
入社してから5年目くらいまでは、大規模な調査を円滑に進めること、クライアントに評価されることや競合他社にどう勝ち抜くかに主眼を置いて仕事をしていました。その後は自分がこれまで経験したことのないテーマを担当することで、新しい知識を得て、自分自身の興味の範囲を拡大・更新することができるのもこの仕事の魅力のひとつだと考えるようになりました。
また、経験を積むごとに、調査に対する考え方も変化しています。近年では、インターネット調査に代表されるように、早くて安価な手法で大量にデータを収集することが可能になっていますが、サンプル数が多いからといって必ずしも信ぴょう性の高いデータが得られるとは限りません。クライアントが目的を達成するためには何が必要か。クライアントから提示された調査設計や調査仕様を鵜呑みにするのではなく、その意図まで読み解いて仕事することが大切と考えています。リサーチの設計段階から一緒に考え、場合によってはクライアントが求める仕様と異なる方法であっても、本当にクライアントの課題解決のために意味のあるデータが別の手段で得られるなら、そちらも提案できるリサーチャーでありたいと思っています。
スイーツやお菓子をコーヒーとともに楽しむブレークタイムを、仕事の息抜きにしています。そして、オフの楽しみは、大学院時代から続けているトンカツ屋めぐりです。出張に行くときは必ずといっていいほど、気になるお店をチェックして訪れています。